この度7月13日に宮崎県内の札所(37番~42番)までのお参りをさせて頂きましたので、これからお参りされるご予定の皆様の参考になればと思います。
県外から来られる方の参考としてですので、朝の九時に宮崎ブーケンビリア空港から出発いたしました。
当日は天気も良く、南国宮崎らしい良い天気でした。
*これは宮崎で良く見かけますが、ヤシの木ではなくフェニックスと言う木です。
まずは圓山高野山 香泉寺へお参りに行きます。
ルートとしてはいくつかありますが、国道220号線を目指して北上していただければ、迷うことなく辿り着けると思います。
少しだけ注意しながら北上していただくと、大きな交差点をいくつか抜けた後に左手にローソンが見えてきます。そこを左折していただくと、もうすぐです。
すると右手にこのような表示があります。
少しだけ入り口が見え辛いのでご注意ください。道が混んでいたとしても、空港からは約20分で到着いたします。
町中にとても立派な本堂が見えてきます。
お参りの際は、横の納経所からお入りください。
本堂正面の扉は普段は開きませんのでご注意ください。香泉寺様は常にどなたかが居られて、お堂の説明をしてくださいます。
一〇八霊場のご本尊は不動明王様です。
静かながら荘厳な雰囲気がありました。
お参りが終わると、お茶とお菓子のお接待を頂きました。
宮崎らしいお菓子を頂きました。
香泉寺を出発して、次のお寺 蓬莱山 長久寺さんへ向かいます。県南側のお寺は入り口が分かり辛い所が多いのでご注意ください。
国道10号線を進んでいきます。
大きな道ですので迷うことは無いかと思います。
橋を渡ったあと、県道17号に向けて左折します。
そこから少し進んだらご注意ください。大きく右に右折しますが、入り口が少し分かり辛いです。
こちらもやはり大きな看板があります。駐車場は境内にあり、とても広いので停めやすいです。
大きな観音様に車を見張って頂けます。
本尊様は文化財に登録されています。
観音様の横を進み、ゆるい階段を上っていくと本堂があります。
とても広い本堂でお参りをさせて頂きます。
少し遠くに本尊様が見えます。
綺麗な仏様でした。是非ごゆっくりご覧頂ければと思います。
納経所は入り口のすぐ横にあります。
法務が忙しく、住職様が居られない時があるとのこと。
そのような時は横に置いてある印をご自身で押してください。
今回は住職様が居られて、優しく対応頂きました。
暑い時だったので、お接待のお茶がとても有難かったです。
香泉寺様から長久寺様までは車で約15分でした。
ここから大きく移動が始まります。
220号線をひたすら南下していきます。
市内から少し走ると、かの有名な青島へ行く道と、日南へ向かう道に分かれます。
長久寺様を出発したのが10時半頃で、青島を観光してお昼にさてるのも良いかと思います。
今回は青島には寄らずに移動します。
途中、道の駅フェニックスへ立ち寄りました。
向かう先の道路上にあるので、是非立ち寄って頂ければと思います。
かの有名な鬼の洗濯岩もここからご覧いただけます。
マンゴーのアイスクリームも人気でした。
ここから海岸線をひた走ります。
途中で海を見ながらお茶をするのも良し、随所に休憩、食事処が沢山ありますので、ゆっくり宮崎の海を見ながらお越しください。
お昼で人気の場所。お土産もございます。
サーファーも良くいます。
海産物がお好みでしたら、ここ「大海」もおすすめです。
サンメッセ日南では、モアイ像がお出迎えしてくれます。
長久寺様から次の潮満寺様までは車でまっすぐ行けば一時間半前後かかります。
出発時刻と、到着時刻でお昼のタイミングをお選びください。
のんびり走っていくと日南の街に入ります。
ここまでずっと220号線です。
そのまま進むと、港の街にはいるともうすぐ潮満寺です。
目印として、油津港を目指してください。
すると写真の場所にたどり着きます。
ここを左折して、少し細い道を走ると潮満寺様へ到着します。
駐車場がすぐ下にあります。
住職様にお聞きしたところ、この上にまで車で上がって頂けるとのことです。
階段を上がっていくと潮満寺様に到着。
港町だけに海がきれいです。
高台にあるので潮風が気持ちよかったです。
こちらの本尊様は、波切不動様で、大きな岩でつくられたとても珍しく、綺麗な仏さまでした。
大きさも4m近くあり、とても迫力のある仏さまでした。
お接待でお茶を頂き、次へ向かいます。
再び220号線に戻り南下を続けます。
今は違います。
このコンビニに向かっていきます。
この時間でお昼にされるならば、通り沿いにある「鈴乃屋」さんもおすすめです。
カツオの水揚げ量が日本一の港町だけあり、とても美味しいカツオの定食が頂けます。
左手には「港の駅」もあり、こちらでもお食事していただけます。
そのまま進んでいくと、もうすぐ40番札所、西明寺(さいめいじ)に到着です。
入り口が少し分かり辛いので、こちらもご注意ください。
写真の角を曲がり、220号線を進んでいくと右手に目印となるパチンコ屋さんが見えてきます。
ここを右折していただき、十字路をまた右に行くと、山手にお寺が見えます。
駐車場に車を止めて頂き、上へあがっていきます。
すると、線路が見えてきます。
ここは踏切が無いので、気を付けてお越しください。
宮崎空港の名前でもあるブーゲンビリアが出迎えてくれます。
正面は不動明王様ですが、一〇八霊場の本尊様は右手に居られる将軍地蔵様です。
ここから次の天長寺までは一時間と少しの距離になります。
ルートとしてはいくつかありますので、ナビなどを確認の上お越し下さい。
途中、飫肥の城下町や、見所もございます。
お時間があればまたご覧ください。
途中「道の駅酒谷」によりました。
おそばが有名で、とても美味しかったです。
そこから車でしばらく走ると、41番札所 天長寺に到着します。
左側に進み、旗の点前の駐車場にお入りください。
お大師様に車を見守って頂きます。
廃仏毀釈の影響を受けてしまったが、とても歴史のあるお寺です。
こちらから本堂へお入りいただけます。
本尊様は秘仏の四臂不動明王(しひふどうみょうおう)様です。四臂とは「腕が四本ある」という意味で、大変珍しいお姿です。
年に一度、夏の時期に御開帳されます。
興味のある方は是非お越しください。
涼しげで綺麗でした。
こちらでも住職様にお接待を頂き、お寺を都城の街の歴史を詳しく教えて頂けました。
ここから42番札所であるえびの八幡山 弘泉寺様へはまた一時間ちかく走るルートになります。
高速道路の小林ICを降りたら、右に向かっていきます。
しばらく走ると右手に仁王様が見えます。
境内にはいると、広い駐車場があります。
こちらは、本堂だけでなく、たくさん見所や、お参りできる場所があります。
こうや君が出迎えてくれて、本堂へ参ります。
本尊の大日如来さまは牛の上に座すという非常に珍しいお姿でお祀りされております。
お不動様の後ろに、少し牛の角が見えます。
こちらではお接待にお菓子の詰め合わせを頂き、皆様とても暖かく迎えて下さいました。
裏手の山を登ると、馬頭観音様がお祀りされているらしいです。
お時間があれば是非少しの山登りをしてみては如何でしょうか。
暑い中広い境内を、副住職様が草刈りされていました。
一瞬どなたか全くわかりませんでした。
今回宮崎の後半を回らせて頂きましたが、注意すべき点として:
~注意~
・到着前に電話連絡をしていただいた方が良いと思います。
特に手書きの納経帳をお持ちの方は必ずしていただきたいと思います。手書きが出来る、住職や副住職が居られない場合があります。
・道が分かり辛い所が多くありました。
ナビでの設定をしっかりとしていただき、道を間違えないようにして頂きたいと思います。
そして今回は宮崎県に注目したので、順番通りにお参りしましたが、40番札所、または41番札所からは、鹿児島へ抜ける方が距離的に近い場合があります。
具体的には霊場のHPを確認していただければと思います。
6日目 |
青島温泉→<39番>潮満寺→<40番>西明寺→(志布志港)→<41番>天長寺→ <43番>法城院→<44番>不動寺→<45番>大歓寺→鹿児島市内温泉・指宿温泉(泊) |
7日目 |
鹿児島市内温泉・指宿温泉→<47番>光明寺→(川尻温泉)→<97番>大国寺→(吹上温泉)→ <49番>剣山寺→<46番>峰浄寺→<48番>薩摩薬師寺→宮之城温泉・紫尾温泉(泊) |
8日目 |
宮之城温泉・紫尾温泉→(鹿児島空港)→(吉松温泉)→(京町温泉)→(吉田温泉)→<42番>弘泉寺→ <99番>高野寺→<50番>願成寺→<51番>勘代寺→ <98番>生善院→<53番>観蓮寺→ <52番>高寺院→人吉温泉(泊) |
霊場巡りモデルコースはこちら
以上で巡拝記宮崎編を終了させていただきます。
宮崎は多くのお寺様がとても優しく出迎えて下さいました。
お接待もたくさんいただき、道なども丁寧に教えて頂きました。
私は生まれが徳島で、宮崎に来てまだ数年なのですが、宮崎の人たちの優しさは、徳島の四国霊場か、それ以上に感じられました。
山道あり、広い平地があり、海があり、起伏と変化に富んだ県です。
運転しながら、とても楽しめました。
是非霊場参りもですが、宮崎の各名所をゆっくり回って頂ければと思います。
今回このような機会を得られたことを、各寺院の皆様、お大師様に心から感謝いたします。
有難う御座いました!
南無大師遍照金剛
合掌
九州八十八ヶ所百八霊場会
第40番札所 西明寺 野田宜応 拝