門川町は、延岡市と日向市の間にあり、当、永願寺は日豊海岸国定公園である遠見半島、細島半島、乙島を見下ろす高台にあります。創建は、平安時代にさかのぼり、嘉祥元年(848)に江田城主草野大膳弘利が四海安徳を祈願して、能円了孝和尚によって開山しました。
御本尊「薬師如来像」は奈良時代の高・行基の作とも伝えられています。薬師如来は修行中、人の生存をまっとうし、衣食住の生活を安穏にし、病苦不具などを祓うとしてこの12の大願をたてた、この事から万病を治し、人の寿命を延ばし、医薬を司る仏として信仰されてきましたが、まさに現在も多くの人々に敬拝されています。