私は第40番札所 西明寺副住職 野田宜応と申します。
この度9月27日に宮崎県内の札所(31番~36番)までのお参りをさせて頂きましたので、これからお参りされるご予定の皆様の参考になればと思います。
県外から来られる方の参考としてですので、朝の九時に宮崎ブーケンビリア空港から出発いたしました。
宮崎県は九州でも南北に長く伸びており、一日で回り切ることは出来ません。
ですので、途中、宮崎の良い所や、名所を見ながら、宮崎、全12ケ寺を二日にわたって参拝していただければと思います。
当日は雨でした。
宮崎空港周辺では数多くのレンタカー屋さんがありますので、飛行機、レンタカーでの移動を是非ご検討くださいませ。
空港から第31番札所『龍仙寺』までは、約2時間弱の移動となります。
【宮崎インター】から【清武ジャンクション】から【東九州自動車道】に入り北上します。
途中合流であったり、表記が分かりづらい所がありますので、ご注意ください。
私は途中休憩を一度はさみ、第31番札所『龍仙寺』には10時45分に到着いたしました。
駐車場に止め、ゆるい登坂を登っていくと山門が見えてきます。
階段での登り口と、車での登り口は入り口が違いますので、ここもご注意ください。
ご本尊の十一面観音様は秘仏となっておられます。
中にはお稲荷様や、数々のお堂があり、ゆっくり見て回れます。
納経所は、山門入り口すぐ横に御座います。
お参りを済ませ、第32番札所 『光明寺』を目指します。
途中川を渡りますが、秋になるとこの川では鮎の簗が見られます。
少し車を止めて、ご覧いただければと思います。
当日は雨で写真は撮っていません・・・
ほんの少しの運転で、第32番札所 『光明寺』に到着です。
山門すぐ横に、広い駐車場がございます。
車を止めて参拝に山門をくぐると、大きなお堂が目の前に見えます。
ご本尊様は阿弥陀三尊です。
堂内は弘法大師像、毘沙門天、勝軍地蔵菩薩などの諸尊が安置されています。
納経所は、本堂出て左手に御座います。
時間は12時前。ここでお昼にされるなら、『チキン南蛮』をお勧めします。
延岡はチキン南蛮発祥の地と言われており、車で少し走ればお店も光明寺近くにございます。
私はそのまま次の札所、第33番札所 『永願寺』を目指しました。
高速を使ってもいいですが、そのまま国道10号線を南下しても、時間はさほど変わりません。
途中「土々呂」(トトロ)という地名の駅もあり、海沿いから変わり行く景色を眺めながら進むのもお勧めいたします。
大体30分ほど走ると、第33番札所 『永願寺』に到着。
大きな看板があり、小高い丘の上にお堂があります。
下に停めて、歩いて階段のを登っていくも良し、本堂すぐ横にも停められます。
本尊様は薬師如来様です。
小高い丘の上にあり、町と港を一望できる場所です。
天気が良ければ、きっと景色はいいと思います。
ここで時間が12時を少し回ったくらいでした。
近くで何かお昼と考えていたところ、お寺の方に教えていただいた、「海すずめ」に行ってみましたが、丁度閉店してしまった後でした・・・
仕方ないので代わりの場所を探してみましたところ、「海の駅細島」に行ってみました。
丁度、第34番札所『中野寺』に向かう途中から少し寄ったところにあったので、立ち寄ったところ、とても安い値段で新鮮なお魚をいただくことが出来ますので、おススメいたします。
海鮮丼1080円でした。
そこから第34番札所『中野寺』に向かう途中、是非立ち寄って頂きたい場所があります。
馬ケ背展望台と願いが叶うクルスの海は、お時間があればぜひ。
多少観光したとして、第34番札所『中野寺』にたどり着くのが恐らく2時間後くらいです。
立派なお堂にお不動様や、お地蔵さまがお出迎えしてくれます。
が、この時雨がひどく、写真は取れませんでした・・・
本尊様は阿弥陀如来立像様です。
納経所は本堂横の庫裏になります。ここでは奥様にヤクルトなどのご接待を頂きました。
大雨の中次に向かったのが 第35番札所 『行真寺』です。
高速を使うもよし、私は10号線を使い、のんびり南下していきました。
ここ都農は、農業や、畜産、ワインつくりなどに力を入れていて、とても美味しい食べ物、ワインがございます。
途中、「道の駅都農」には是非お立ち寄りください。
そして道の駅の隣には、都農神社があり、天気が良ければとてもいい雰囲気の神社です。
そこから少し進むと、 第35番札所 『行真寺』があります。
登り口が鉄階段になってて、滑りやすいのでご注意ください。
行真寺のご住職は、お大師様の教えを一般の方に分かりやすく伝えようと努力されてる方です。
立派な仁王様に守られてます。
ここからまた少し走ると、今日の最後の目的地、があります。
都農神社前交差点を右折して10号線を南下。
都農町名貫という表示のある信号からおよそ200メートル進むと赤い九州八十八ヶ所百八霊場会ののぼりが見えてきて、第36番 『貫川寺』到着です。
本堂に入ると、すぐに名誉住職様と、住職様がお見えになられました。
貫川寺の本尊様は十一面観音様です。
色々歴史を教えていただき、とても勉強になりました。
ここから「都農インター」に向かい、高速に乗り、宮崎空港へ戻ります。
車で約1時間で、16:30に宮崎ブーケンビリア空港に到着。
お参りを終了させて戴きました。
宮崎は広く長いですが、途中に見所や、観光名所がございます。
是非お参りと同時に、宮崎の良い所を見て、感じて頂ければ幸いです。
皆様の参考になればと、乱文ではございましたが、お参り体験記でした。
南無大師遍照金剛
合掌
九州八十八ヶ所百八霊場会
第39番札所 西明寺 野田宜応 拝